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2015年

5月

07日

新政府総理大臣・坂口恭平,3年ぶりの新録アルバム

2015年5月7日

プレスリリース

合同会社土曜社

 

新政府総理大臣・坂口恭平,3年ぶりの新録アルバム

 

 合同会社土曜社(東京・渋谷)は5月20日,新政府総理大臣・坂口恭平(37)の3年ぶりの新録アルバムを出版いたします。

 わずか3万円で建築可能なモバイルハウスの開発から,家賃不要の0円生活圏,さらには自殺者ゼロをめざす新政府まで,坂口恭平の行動を支えているのが「生き延びるための歌」としての音楽です。

 彼の音楽は,ファーストアルバム『Practice for a Revolution』(ゼロセンター/土曜社,2012年8月)が累計3000部に達し,一夜限りのリサイタルで729席のホールを鈴なりにするなど(渋谷さくらホール,2012年8月4日),熱心なファンを獲得しています。

 本アルバムは,建築・思想を収める出版物として,既存のレコード会社ではなく,あえて出版社が世に出し,書店で発売します。

 また,収録曲には,前作で評判を呼んだ大杉栄《魔子よ魔子よ》に続く近代詩人,北原白秋,立原道造,室生犀星を収めるなど,発展読書につながる内容となっています。

 さらに,作家本人による解題「新しい花という小さな宴」,妻の坂口涼子さんの初作文「台所から愛を込めて」も収め、ジャケットは冒険家・石川直樹さんの撮りおろしです。

以上

 

書   名:新しい花

歌とギター:坂口恭平

写   真:石川直樹

作   文:坂口恭平「新しい花という小さな宴」

      坂口涼子「台所から愛を込めて」 

収 録 曲:(記載ないかぎり,作詞・作曲=坂口恭平)

①春の亡霊 ②あばらの月 ③プラム ④雨の椅子 ⑤幻魚 ⑥三月(詩:室生犀星) ⑦草に寝て(詩:立原道造) ⑧掌(詩:北原白秋) ⑨白夜 ⑩霧 ⑪西港

 

全11曲(44分26秒)CD 2015年5月20日発売予定

ISBN978-4-907511-19-7 予価1500円+税

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2015年

2月

10日

2015年の刊行計画(上半期)

こんにちは。

 

1月新刊『秩序の喪失』が無事書店に並び、2月新刊『COWBOY KATE & OTHER STORIES』も印刷・製本を終えて最終仕上げに入り(大変おまたせしております)、さらに2014年決算の数字もまとまり、ほっと一息ついています。

 

さて、2015年刊行計画を報告させてください。

 

本来、通年の計画があってしかるべきところですが、半年後のことは半年後に考えようというわけで、さしあたり6月までの計画です。

 

  1月 安倍晋三ほか『秩序の喪失』(プロジェクトシンジケート叢書)

  2月 サム・ハスキンス『COWBOY KATE & OTHER STORIES』

  3月 アンソニー・ボーデイン『キッチン・コンフィデンシャル』

   土曜社『A4手帳』(2015年4月始まり)

   マヤコフスキー『人間』(マヤコフスキー叢書)

  4月 坂口恭平『新しい花』(CD)

  5月 アンソニー・ボーデイン『クックズ・ツアー』

   マヤコフスキー『ミステリヤ・ブッフ』(マヤコフスキー叢書)

  6月 鶴見俊輔訳『ベンジャミン・フランクリン自伝』

   アンドレ・モーロワ『私の生活技術』

 

ほかに交渉中の翻訳書や新シリーズも準備していまして、順調にいけば上半期で12冊を世に出し、余裕をもって下半期に臨みたいとおもっています。

2015年

1月

02日

さようなら2014年

いつも弊社ウェブサイトを訪れていただき、ありがとうございます。

旧年はどのような一年でしたでしょうか。

 

弊社は2014年に、10冊の新刊を世に出すことができました。

新年早々に旧年のふりかえりで恐縮ですが、ここに報告させていただきます。

 

  1月 安倍晋三ほか『世界論』(プロジェクトシンジケート叢書)

  2月 坂口恭平『坂口恭平のぼうけん1』

  4月 マヤコフスキー『ズボンをはいた雲』

  7月 meme『3着の日記』

同月 マヤコフスキー『悲劇ヴラジーミル・マヤコフスキー』

  9月 マヤコフスキー『背骨のフルート』

11月 ベトガー『熱意は通ず』

同月 大杉栄『My Escapes from Japan』

同月 マヤコフスキー『戦争と世界』

12月 ツバメノート謹製『A4手帳』

 

4月に、「全15巻・小笠原豊樹新訳・毎月刊行」と予告してマヤコフスキー叢書を開始しました。開始翌月に訳者の小笠原さんが入院され、原稿を早くから準備くださっていたにもかかわらず、弊社の段取りまずく、結局、隔月のペースになってしまいました。叢書は、マヤコフスキーにとって「惨憺たる一年」となった1916年の諸作を順に追っていきました。この「惨憺たる一年」を早々に切り抜けましょうなどとお話しするなか、小笠原さんは12月に逝ってしまいました。

 

11月には、英文出版を開始しました。第一弾は、大杉栄『日本脱出記』英訳版です。世界14億人とされる英語人口にむけて本を出すという意気込みで、意欲を新たにしております。

 

12月には、念願の『A4手帳』が出来ました。一年前から試作品を作って使い勝手を試し、人にも見せびらかすなど万全を期しながら、結局、出来あがったのは年も押し詰まった12月15日のことでした。おそらく日本でいちばん最後発の、いうなれば「いちばん新しい」手帳です。

 

さて、2014年もいろいろなことがありました。いずれしみじみとふりかえる日もありましょうが、みなさまにとって、新年もかけがえのない、よき一年となりますようお祈りしております。

土曜社 doyosha [at] gmail.com