101|川﨑智子『整体覚書 道理』

「常に、還っていく生命活動の運動の規則性」

独学で整体を学び、指導活動をおこなってきた川﨑智子が、18年におよぶ活動のすえ認識するに至った、整体活動の摂理を書き記す。忘我、要求即行動。この集中した気の体から観察し得るのは、全ての運動は無にかえる、静寂から始まっているという、円環だ。『整体覚書 道程』に続く、シリーズ第三弾。

- 書  名:整体覚書 道理(せいたい おぼえがき どうり)

- 著  者:川﨑智子

- 仕  様:B6変判(182 × 123 × 3.2ミリ)56頁

- 番  号:978-4-86763-025-9

- 初  版:2024年7月下旬予定

- 定  価:895円+税

目 次

はじめに

 

道理の習性

めいめいに巣をつくる人々

空間認識の違いを感情から探る

気の働きは道理をどう動かすか

想うことだけではうごかない

現実を観ることは安定をつくる

妄想の果て

体理とは何か

故郷を裡に

ひたすら、たずねる

響かないし刺さることもない

自分の言葉は、一つだけ

経過という、時の流れ

言葉は実体を持つ

いつか、わかるときが来る、は存在しない

忘れた我は、どこへいったのだろう?

裡の自然観察

喜びと安らぎ

春夏秋冬から雨季乾季へ

規則性、合理的な行動様式へ

安定性をもとめて

異常と正常のグラデーション

普通の人々

時間感覚の適宜適当

経過が年輪となったら

波の観察

異年代、同年代は時間をつくる

面白くする運動も本気の手前

勘ばたらきの仕組み

使う道具が違うだけ

不意につかって、不意をつかれる

咄嗟と優しさ

動感には、応えが待っている

関係性はどこまでも

記憶の呼び起こしの出処

はて、気とは一体全体

 

図録 一

㈠ 道理の時間方向

㈡ 道理の時間感覚

㈢ 道理の習性

 

図録 二

㈠ 調律点と季節性

㈡ 昨日、今日、明日の方向

㈢ 関係性と気の方向

 

あとがき

著 者 略 歴

川﨑智子〈かわさき・ともこ〉1970年5月5日、宮崎県生まれ。不調をきっかけに出会った野口整体により体の全感覚が一致した自覚が生まれ、自由になる。気を独学。2005年より整体活動開始。整体指導者として、「と整体」を主宰。

土曜社 doyosha [at] gmail.com