89|鶴崎いづみ『私のアルバイト放浪記』

アルバイトはフィールドワーク

「私にとってアルバイトは、ふだん垣間見ることのない社会のいろんな側面を見学する、フィールドワークのような意味をもっていた。」

 

美大卒業後、創作活動の傍らおよそ15年もの間、いくつものアルバイトを転々とすること15種以上。ときにエプロンをまとい富裕層のお風呂を磨きあげ、ときに雨合羽をはおり水道メータを検針してまわる。数々の職を通して、虎視眈々とつぶさに社会を観察し続けた著者による、社会観察・ノンフィクション・エッセイ漫画。

- 書  名:私のアルバイト放浪記

- 著  者:鶴崎いづみ

- 仕  様:A5判(210 × 148 × 13.8ミリ)192頁

- 番  号:978-4-86763-008-2

- 発  行:観察と編集

- 初  版:2023年4月30日

- 予  価:1,998円+税

目  次

  • リペアスタッフ
  • 学習塾講師
  • 測量会社従業員
  • 頭部モデル
  • イラストレーター
  • 梅調査員
  • 工場作業員
  • 測量会社従業員その2
  • 宅急便受付スタッフ
  • お掃除スタッフ
  • 水道検針員
  • 引越梱包スタッフ
  • 面接編
  • 工場DTPスタッフ
  • 中国人予備校DTPスタッフ
  • 青果部スタッフ

著 者 略 歴

鶴崎いづみ〈つるさき・いづみ〉1982年福岡県生まれ。ものごとをとらえなおす試みをおこなっている。美術大学卒業後、編集プロダクションに就職、2年半勤務する。2013年〜22年オルタナティブスペース「路地と人」(東京・神田)の運営に加わる。14年より観察と編集を基礎として主に出版をおこなう試み「観察と編集」を始める。

土曜社 doyosha [at] gmail.com